結婚式のカメラマンについて(これから式場を探すかた、結婚式の写真についてよくわからない方向け)の記事になります。
こんにちは!
さて今回ですが、結婚式のカメラマンの探し方や選び方についてをお伝えしてみたいと思います!
一般的には式場が決まり、結婚式の準備を進めていくと写真のプランやカメラマン選びについて調べたり検討する時期が出てくるかと思います。
まずは、結婚式で写真を依頼するかどうかから検討が始まり、料金の高さに驚いたり。。アルバムなどプランを把握する必要があったりと、意外と考え検討する部分は多かったりします。
さらに、カメラマンには式場カメラマンと持ち込みカメラマンというふたつの選び方があります。
(式場のルールによっては持ち込みができない式場もあります)
カメラマン選びや、プランの把握、そしてカメラマン決定までのおすすめの方法など、今回は結婚式準備にあたりカメラマン選びについての悩みを一通り網羅するような形で書いてみました。
かなり長文になってしまいますが、もし今自分たちが迷ってるところだったり、悩んでるところだけでもありましたら読んでいただき参考になればと思います。
Contents
まずは結婚式にカメラマンを依頼するかどうか考えてみよう!
さて現在、結婚式では写真アルバムを最終的に作成する「スナップ撮影」とよばれる撮影を9割以上の新郎新婦の方がご依頼しているとデータが出ております。
ほとんどの方々が結婚式に写真を残される(プロに依頼する)ことを選択されているわけですが、中には友人が撮影してくれるからプロには依頼しなくても良いのでは?と思われる方もいらっしゃるかと、、そのあたりも含め見直してみたいと思います。
なぜ結婚写真を残す?
正直なところ結婚式の写真撮影というのは安い価格ではありません。
式場によりますが、15万円〜30万円ほどの価格帯が多いかと思います。
結婚式の時間の流れの中で各シーンをより確実に残していくには相応の技術も必要で、さらに高いクオリティの写真をお渡しするために撮影はもちろんのこと、色や明るさの補正(レタッチ)作業であったり、アルバムの作成なども時間がかなりかかります。
価格はたしかに安くはないですが、一方で写真の良いところとは時間が経って後から見返せるという強みがあります。
あの時こんな気持ちで過ごしていたとか、こんなところにこだわって結婚式を準備してきたことや、参列してくれたゲストの方の喜んでくれたり祝福してくれている表情をいつでも見返せるというのは今後の新郎新婦おふたりの人生においてとても価値のあるものになるのではと考えます。
それでも写真なんか残したくない!!必要ない!とのことしたら、そっとブラウザを閉じていただけたらと思います。。。
みんなが撮ってくれるのでは?プロのカメラマンに依頼する意味は?
近年スマートフォンによる写真撮影というのが一般的になってきました。
さらにはスマホでも写真の画質は毎年のように良くなってきています。
ゲストみんなで写真を撮ってくれるので、もしみんなが撮影してくれた写真をあとからまとめれば比較的いろいろなシーンが残るかと思うのでそれはそれでいいんじゃないかと思うこともあります。。笑
例えば、お父さんとの入場、指輪交換、ケーキカットや花嫁から両親へのお手紙。
そういったわかりやすいシーンであればスマートフォンで撮影されたものでも記録としては意味を成しているかと思います。
ただプロとして活躍しているカメラマンの多くは瞬間瞬間を先読みしながら、さらにみんなの表情だったり、より素敵に見える構図、撮影場所の選び方、新郎新婦がより素敵に見える角度、などなど日々試行錯誤を続けて、よりクオリティの高い写真をお渡しできるよう向き合っています。
ただこの写真のクオリティという点に関しては見る人の主観の部分が大きいので、例えば様々なカメラマンの写真を見てクオリティ的にプロに依頼する必要は無いよと思うのであれば、ゲストのみなさんが撮ってくださったスマホやデジカメの写真だけでも良いのではないかと思います。
結婚式のカメラマンへの依頼は2パターン
さて、冒頭でも少し触れましたが結婚式のカメラマンへの依頼方法は2パターン存在します。
1,式場カメラマンに依頼
式場ではほぼ必ず提携している写真会社やカメラマンが存在します。
プランナーさんとの打ち合わせで、アルバムを紹介されてそこから式場カメラマンへ依頼するのが多くの流れになります。
2,外注カメラマンに依頼(持ち込み)
一方でカメラマンを自分で探して依頼する形もあります。
いわゆる「持ち込みカメラマン」「外注カメラマン」という依頼の仕方になります。
持ち込みの注意点
ただし持ち込みの場合、式場によってルールが存在し、大きくそのルールも異なります。
例えば下記になります。
・持ち込みOK(特に制限なし)
・持ち込みOK(撮影できない場所など制限あり)
・持ち込みOK(ただし持ち込み料金発生¥30,000~¥100,000-までさまざま。。です。。。)
・列席(友人として)ならOK、ただし列席なので席(料理)を用意する必要がある。
・持ち込みNG
わかりやすく、OKやNGだけでしたら良いのですが、注意が必要なのは制限などのルールがある時です。
こういった場合は事前に確認する必要があります。
ルールに関しても式場によって様々ですが、例えば持ち込みカメラマンはブライズルームで撮影ができなかったり挙式中の動きに制限があったりなどです、、、
(持ち込み料金を払っているのにも関わらず、、、)です。
ちなみに友人に頼むのはどうなの?
また、カメラ好きの友人に頼むという声も聞きます。
しかしプロの目線からするとあまりお勧めできないかなと思います。
結婚式での撮影は特に時間に対してとてもシビアな面があり、
限られた時間の中で撮影できるものを撮影していき、
明るさだったり光の質であったり撮影場所の制限だったりと様々な条件の中で最高の写真を残すためにいろいろな経験値が必要な場面もあります。
そのためプロカメラマンであっても他のジャンルのカメラマンがウェディングは難しいと言うくらい、大きくノウハウが違ってくるため正直なところある程度の結婚式撮影の経験が無いとしっかりと写真を残すのが難しいかと思います。
披露宴でゆっくりお食事をしながら撮影。。とはなかなかいかないものです。。
結婚式の撮影プラン
さて次は結婚式の写真撮影プランについて具体的にご説明したいと思います。
(知ってる人は飛ばしてOKです)
「型物写真」と「スナップ写真」
まず、結婚式の撮影プランについては2種類があると思ってください。
ひとつめは型物写真(フォーマル、ポーズとも言われる)撮影です。
スタジオでの新郎新婦全身での2ショット写真や、ひな壇を組んだ親族集合写真などがそれにあたり、最終的に写真台紙になってお渡しされるものになります。
(型物写真として親族集合写真)
次にスナップ写真です。
カメラマンが新郎新婦のおふたりの様子、結婚式をお支度~披露宴のお開きまで(プランによりますが)撮影していき、最終的にはアルバムになっておふたりへお渡しするのがスナップ写真です。
スナップ写真のプランは、アルバムの種類やお渡しの写真のカット数によって料金が変わってくるのがほとんどです。
スナップ写真におけるプランの違いは、写真の枚数やアルバムのページ数、アルバムの形状(素材、サイズ)次第
例えばですが。
Aプラン
アルバム80ページ
アルバムサイズ大
お写真データお渡し600カット
¥320,000-
Bプラン
アルバム60ページ
アルバムサイズ中
お写真データお渡し400カット
¥270,000-
Cプラン
アルバム40ページ
アルバムサイズ小
お写真データお渡し250カット
¥210,000-
という感じになります。あくまで例えばですが。
こんな感じでプランがそれぞれ用意されていることが多いです。
料金に含まれているものは、カメラマン撮影費、データ、アルバムということになります。
スナップ写真の平均は400〜450枚と言われている
ちなみに、全国のスナップ写真の新郎新婦への平均お渡し枚数は400枚〜450枚と言われています。
ただ、400枚という枚数を聞いても果たしてどれくらいかは分からないですよね。
これは実際にカメラマンが撮影したデータを見てみないと正直わからないかと思います。
そしてここで問題が、、、
式場カメラマンに依頼をする際に、カメラマンが撮影したデータを見ることはできないことがほとんどなんです。。。
理由としては、事前にカメラマンとの打ち合わせが不可だったり、時間が取れないことが理由だったります。。あとは当日撮影に行くカメラマンをアサインするタイミングなどの都合によりカメラマンが決定するのが、結婚式の直前だったり、、、うーむ、、
声を大にして言いたい!『大事なのはプラン選びよりもカメラマン選び』
ここまでは、こんなプランがありますよと商品についてなどご紹介してきましたが、
実はどんなプランを選ぶかというよりも、どんなカメラマン、どんな撮影会社を選ぶのかの方が重要になってきます。
通常、多くの結婚式場では、先のようにいくつかの写真プランの中から一つを選び、
結婚式当日に、はじめましてのカメラマンが来てその一日を撮影していくというものになります。
しかし新郎新婦のおふたりからすると、当日どんなカメラマンが来て、どんな写真を撮影して、どんな写真内容になるのかをよく知らないまま注文をしているということになります。
そして、届いた写真をみてガッカリ、、、思っていた写真と違った。。。ゲストの方の写真ももっと欲しかった。。など非常に残念な結果になる可能性もあります。
ですので、大事なのはプランを選ぶことよりも、カメラマンを選ぶことの方が重要になってきます。
次の項目より、そのカメラマンの選び方についてご説明をしていきたいと思います。
結婚式で後悔しないためのカメラマンの選び方(式場カメラマン編)
それでは、カメラマンの選び方についてです。式場でカメラマンを依頼する際の内容になります。
(式場での持ち込みNGの場合にも参考になるかと思います)
カメラマンによって得意な写真のテイストが違う
さて、まずは知っていただきたいのはカメラマンによって得意不得意含め、写真のテイストが違うということです。
明るくふんわりが得意なカメラマン、ストロボを使ってかっこいい感じが得意なカメラマン、ドラマチックな雰囲気が得意なカメラマン、
などなどなど、、
例えばインスタグラムなどで#ウェディングフォト、#結婚式カメラマンなどで検索してみるといろいろなテイストの写真が見れます。
ぜひ自分たちにとって好きなテイストを見つけてもらえたらカメラマン選びでも役立つと思います。
写真のテイストの話は以前のブログにてもお話しているのでご興味ある方はこちらをご覧ください。
https://fika-and-fotos.com/choose-a-photographer
式場カメラマンに依頼する場合
この場合は、プランナーさんから紹介いただいた撮影プランを選んでいく形になります。
式場によっては、撮影会社が1社もあれば3社の式場もあればと様々です。
そこから選ぶ形になります。ただしプランは選べますが、カメラマンは選ぶことはできないことが多いのも現状です。
アルバムだけをみて選ぶことが多い
そして、式場のアルバムのサンプルを見て、式場の場合はプランを決めていくことがほとんどです。
しかしアルバムに掲載されている写真が結婚式当日におふたりを撮影するカメラマンと同じとは限りません。。むしろ違うカメラマンが来る可能性のほうが高いです。。
結婚式当日に撮影してくれるカメラマンがどんな写真を撮影してくれるかできれば確認したい
もし可能であれば、自分たち結婚式の担当カメラマンがどんな写真を撮影するのか確認しておきたいです。
打ち合わせをするのでもよいですし、プランナーさんを介して過去に撮影した写真を見せてもらうことでも良いと思います。
これは、届くお写真のテイストやボリューム感を確認しておくためには必要かと思います。
しかし、これも残念ながら式場によっては対応してくれないことも多いです。
式場カメラマンのメリット、デメリット
式場カメラマンへ依頼するメリットは、プランナーさんから紹介してもらうこともあり手配が楽です。
そして多くの撮影会社では、どこから撮影するかが決まっている場合が多いので、良くも悪くも残る写真はアルバムを見れば想像がつきやすいかと思います。
デメリットは先のような打ち合わせが出来ないことなどになりますが、
式場の撮影会社でもカメラマンとの事前打ち合わせがあったりカメラマンを選ぶことができる場合もあるのでその際は安心して依頼できると思います。
結婚式で後悔しないためのカメラマンの探し方(持ち込みカメラマン編)
次に、カメラマンを探して持ち込み撮影の依頼をする場合です。
カメラマンの探し方から安心して当日の撮影を依頼できるところまでを書いてみました。
外注(持ち込み)カメラマンに依頼する場合
プランナーさんから紹介してもらう式場カメラマンに対して、持ち込みの場合は基本全ての新郎新婦のおふたりが手配する必要があります。
事前に持ち込みが可能かどうかを式場やプランナーさんと確認し(持ち込み料金や撮影条件なども)カメラマンにお伝えする必要も出てきます。
ホームページやインスタで気に入ったテイストの写真を探すところから
さて、自分たちに合った持ち込みカメラマンを探すためには、写真を色々と見てみるのが良いと思います!
google検索でもインスタグラムでも、色々なカメラマンや撮影会社の写真をみてみて、どんなテイストが好きかを探して見るのが良いです。
カメラマンと打ち合わせしてみよう
次に、好きなテイストの、良いなと思うカメラマンが見つかったとします。そしてそのカメラマンとできれば打ち合わせして見るのがオススメです。
理由としては、特に写真に撮られるのが苦手だったり、初対面だと緊張してしまう場合には事前にカメラマンと会っておくと良いですし、自分たちが結婚式でどんな部分を大切にしているかとか、カメラマンのこだわりなどを直接聞いていみるとより安心して依頼できると思います。
全データを見れたら、さらに安心
さらにさらに、カメラマンが過去に撮影したデータを実際に見れるとより良いです。
特にフリーのカメラマンですと、割とOKしてくれる可能性も高いかと思います。
全データ(1件分の結婚式の撮影データ)を見ると、カメラマンがどんな瞬間に何を狙って撮影しているかがわかるかと思います。
ゲストの方を多く撮影するのか?だったり新郎新婦中心だったり、、そのあたりもカメラマンとお話するのも面白いかと。
外注(持ち込み)カメラマンのメリット、デメリット
持ち込みカメラマンのメリットデメリットに関してですが、
メリットは上記のように打ち合わせに応じてくれる場合がほとんどです。
そして、プラン内容も式場のプランよりお渡しのデータ枚数やアルバムのページ数など多いこともほとんど。
デメリットとしては式場のルールが決まっている場合、そのルールに従って撮影を進めていかないといけないこと、そのルールによって撮影制限がある場合は撮影できないシーンも出て来る可能性があるので、その辺をしっかり確認しておくことが必要です。
結婚式でカメラマンはどんな瞬間を残してくれるの?
さて、カメラマンってどんな瞬間を残してくれるのか、実際に写真を見ていただきたいと思います。
こちらはあくまでカメラマンによって違う部分があるので、あくまで参考に。
基本はタイムスケジュール上のイベントを記録していく
まず途中で話に触れましたスナップ写真の平均枚数ですが400枚〜450枚という部分を基準にすると、
お支度〜挙式〜披露宴まででその大体がタイムスケジュール上の各シーンを撮影してお渡しになります。
もし、より多くのシーンを残したいのであれば、お渡しカット数がより多いカメラマンやプランに依頼されるのが良いです。
式場によってルールが違う『お支度』
お支度は式場のルールによって変わってきます。
ホテルの客室でしたらかなり早いタイミングからカメラマンは出入りが可能ですが、ホテルの美容室でお支度の場合は持ち込みカメラマンだったら撮影できないことも多いです。
そして、お支度が撮影できる場合でも、花嫁さんがドレスに着替え終わってからなど、細かなルールがある場合もあります。
チャペルなどで撮影ができる『2ショット』
多くの結婚式の場合、お支度のあとは新郎新婦おふたりでの2ショット撮影になります。
リハーサル、親族紹介、受付
挙式前のみなさまの様子。
挙式中のお写真
挙式には様々な儀式があります。
さらに、挙式の形式も様々です。
キリスト式、人前式、神前式、仏前式などになります。
全員集合写真やウェルカムパーティなど
挙式後は全員集合写真がある場合も。こちらも式場のルール、進行表によって様々です。
披露宴
披露宴は新郎新婦によって、式場によって様々な形になります。
主賓の方からのスピーチ、テーブルインタビュー、中座、余興、お手紙などなど。
各シーンを中心にカメラマンが撮影していきます。
カメラマンによって結構違う??ゲストとの記念写真について
グループで何人かが集まりカメラ目線で、お写真を撮影します。
カメラマンによっては自然な写真を撮影することをメインとして、記念写真をあまり撮らないこともあります。
逆にカメラマンによっては記念写真のほうがメインで自然な部分はそこまで撮影せずに、、という場合もあります。
指輪、ウェルカムボードなど、小物の写真
そして、スナップ写真といえば指輪、アクセサリー、ドレス、ウェルカムスペースの飾り、ブーケ、装花、ケーキなどの撮影もカメラマンはしていきます。
例えば、、
という感じです。
ここもカメラマンによって撮影の仕方はけっこう変わってきますよね。
結婚式の大切な瞬間はタイムスケジュール状以外にもたくさんある
そして、個人的には結婚式はタイムスケジュール以外の瞬間にたくさんの良いシーンがあると思っています。
Fika and Fotosではこういったシーンもとても大事に撮影しています。(ちょっと宣伝。。)
リハーサル前に新郎新婦がお父さんお母さんに会う瞬間、挙式が始まる前の花嫁さんの様子、披露宴が終わった後の新郎の様子。などなど。
いろいろな良い瞬間があるわけです。
結婚式でアルバムって作った方が良いの?
スナップ写真といえばアルバムがメインの商品になります。
アルバムについてもここでは触れていきますね。
形には残そう!
写真はいつからかデータでやり取りするのが当たり前になりましたよね。
(フイルムで撮影してプリントをお渡しというのはもはや遠い過去。。)
かなり金額にギャップがある、『結婚式のアルバム』と『市販のフォトブック』
さて、テレビCMでも見かける、フォトブック。
富士フイルムさんやしまうまプリントさんなど簡単にフォトブックが高品質で作れると宣伝されていますよね。
金額にすると5000円もあれば良いフォトブックが作れたりもします。
一方、結婚式のアルバムですが、、撮影料金込みとはいえ単純にアルバム制作で50,000円〜100,000円以上の金額になります。
果たしてこの金額の差はなんでしょうか。。。
・
・
・
はい、それはですね。。
まずアルバム原価自体は当然ですがかなり違います。
婚礼のアルバムは生涯残すものなので作り自体も丈夫なものになっています。
また、色の種類の多さや印刷の質(プリントの質)も値段相応で良いものにはなります。
ですが、金額の大きな違いは写真をレイアウトする人(会社によってデザイナーさんがおこなったり、カメラマンがおこなったりいろいろです)がいるということです。
数百数千から写真を選び、一冊の写真に作っていくのはとても時間がかかります。
写真の並べ方によっても全然見え方が違ってきますので、同じ写真を扱っても作る人によってかなり出来栄えが変わってくるのがアルバムの面白いところでもあります。
プロに依頼するメリットは、『写真の活かし方』
そんな中、プロ(式場や写真会社、カメラマン)に依頼するメリットとは、やはり写真の活かし方にあると思います。
どの写真をチョイスしてどの写真と組み合わせて、1ページを作っていく編集作業は写真集の制作ノウハウがつまっており、結婚式というストーリー性をよりよく、そして見やすくしてくれます。
例えば、映画やドラマでも撮りっぱなしの映像を流すことはまずしないと思います。
編集ありきで撮影をおこない、様々なカットで(寄ったり引いたり、などなど)映画でしたら2時間30分くらいの作品に仕上げられます。
写真は1枚でも完結できますが、また違った楽しみ方ができるのがプロへ依頼するメリットだと思います。
でも式場のアルバムを見て価値を感じなければ、正直自分で作っても良いと思います。
でもでも、そうなんです。。。
実際のところ、式場や撮影会社では、
「え?写真並べただけ。。」「卒業アルバムみたい。。」
というアルバムしか無いという声も聞きます。。
だったらもはや先ほどご紹介したように、写真データだけカメラマンさんに依頼して、自分たちでフォトブックを作っても良いのではとさえ思ってしまいます。。
カメラマンへの指示書はどうするのが正解?
次に雑誌やネットなどで色々調べるとこんなワードに遭遇するかと思います。
『カメラマン指示書』『写真指示書』『撮影指示書』というものです。
どういうものかと言いますと、新郎新婦のおふたりがカメラマンに撮影してほしい写真のイメージをまとめたものになります。
結婚式当日はその都度撮影した写真を確認することはできませんので、事前にこれをカメラマンにお渡しすることにより、希望カットをお伝えするのに有効という訳です。
ですが、一方でカメラマン目線でお伝えすると指示書を渡すことによりデメリットも存在します。
その辺りをご紹介いたします。
事前にカメラマンとコミニュケーションが取れない場合は有効
まず、有効な指示書の使い方として、多くの結婚式場では事前にカメラマンと打ち合わせすることができない場合が多いです。
そしてその場合にはどんなカメラマンが来るかもわかりません。。
そんな際に、役に立つのが撮影指示書という訳です。
こんな雰囲気が好みと伝える
中でも作り方としては、写真の好きな雰囲気を伝えることが良いかと思います。
自分たちの好きな写真の雰囲気というイメージでカメラマン(式場だったらプランナーさん)にお伝えしておくと、
カメラマンも意図した撮影方法で撮影してくれると思います。
どうしても撮影したいカット(場所)がある場合
どうしてもこの場所で撮影したい!という、憧れのカットがある場合にも有効です。
例えば「お姫様抱っこ」した写真が残したい!とします。
撮影するカメラマンからすると、お姫様抱っこは、「したい人」もいらっしゃれば「したく無い人」もいるので、必ずカメラマンがオススメするわけでもないと思います。
(必ずお姫様だっこをするカメラマンさんがいたらすみません、、)
次に、衣装の問題です。
例えば「ウェディングドレスでお姫様抱っこをしたい!」とします。
もしも披露宴の途中でお色直しをして途中でカラードレスに着替えるのでしたら、
披露宴の前半までのタイミングでお姫様抱っこをしなくてはなりません。
そうすると、例えば挙式前にお姫様抱っこをして、
せっかくきれいにフィッティングしたのにドレスがずれる可能性があったり、衣装ではないですが、新郎ブートニア(胸元につけるお花)が折れてしまったり、、
割とリスクがあります。
でもでも、ウェディングドレスを着てお姫様抱っこをするタイミングは一生にこの数時間のタイミングしかない!!わけです。
そういう時に、事前にカメラマンさん含めプランナーさんに指示書を渡すことにより 、じゃあお姫様抱っこは式後に3分だけ写真撮影のタイミングを作って撮影しましょう!とか、抱っこの際にはブートニアを外しておきましょう!とか対応しながら当日を過ごせるということです。
(お姫様抱っこではないですが。。)
指示書の内容を固めすぎると逆に良いシーンを逃す可能性が
しかしながら、撮影指示書最高!と思いたいのですが、
良くないパターンもあります。
それは、あくまで結婚式に同じ瞬間は無く、同じ結婚式も無いということです。
指示書とはいわば、過去の結婚式をまとめたものになります。
おふたりの結婚式が同じものには絶対にならないですし、時間帯、季節、その場所の光の具合、表情、ゲストの雰囲気、人の立ち位置、物の位置、によって大きく変わります。
そんな中、例えばケーキカットをこの角度から残してほしい!というような指示書をカメラマンに渡してしまうと、その写真を再現しようと、上記のようなその時だけのタイミングを無視して撮影することになる場合が多いため、気をつけたほうが良いと思います。
カメラマンの撮影スタイルを把握するためにもやはり打ち合わせをするべき
結局話は戻ってしましますが、撮影指示書よりも可能であればカメラマンとお打ち合わせをするのがベストだと思います。
どんな雰囲気の写真が好みなのか、伝えつつ、どんな場所がその式場の中で気に入っているのか、自分たちがこだわった部分をより多くお写真に残したいですから、そのこだわりをお伝えしたり、もしもどうしても残したい憧れのカットがあればそれもお伝えして、最終的にカメラマンには当日委ねることしかできないので、安心しておまかせできる状況ができるのがベストだと思います。
こんなウェディングカメラマンは注意した方が良いかも。。。
さて、カメラマンとの打ち合わせが出来たとします。
ですが、思い切って違うと思ったら、他のカメラマンを探すのもありです。
安心感が感じられない
打ち合わせをしても、話が噛み合わない、、などから安心感を持てないこともあるかと思います。
結局、写真撮影は人が人を撮ることになります。
ですので、打ち合わせが出来たとしても「この人に任せて大丈夫かな??」と思ってそのまま結婚式当日を迎えてしまうと、
やっぱりそのカメラマンに写真を撮られるわけですから良い表情になれなかったり、出来上がりの写真をみてもなんだか、、と思ってしまうかもしれません。
不安を感じたらいっそのこと変えた方が良いかも
残るものだからこそ、不安を感じたらカメラマンを変える。良いと思うカメラマンを探す。指名する。
カメラマンを持ち込むなど、自分たちが納得する形をとってもらいたいと思います。
結婚式カメラマンの探し方、選び方まとめ
さて、一通りここまで読んでくださったのでしたら、長い時間ありがとうございます。
カメラマンの探し方、選び方という内容で書かせていただきましたが、結局の所僕自身の考えとしては新郎新婦のおふたりと、ウェディングカメラマンとのミスマッチを無くしたいという想いでここ数年仕事をしています。
ですので、新郎新婦のおふたりが自分たちに合ったカメラマンを見つけられるよう、ミスマッチが少しでも減らせるようにこの記事を書いてみました。
何か少しでもお役にたてると幸いです。
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Fika and Fotos(フィーカアンドフォトズ)では、持ち込みでの結婚式当日のスナップ撮影をはじめ、ロケーション前撮り、エンゲージメントフォトなどの撮影を承っております。
ブログに掲載しているお写真の雰囲気を気に入っていただけましたら、ぜひ最下部より各撮影プランのページもご覧いただけると嬉しいです。
結婚式当日撮影の詳細はこちら
https://fika-and-fotos.com/wedding-photo
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