こんにちは。
結婚式で写真撮影を依頼するカメラマンを選ぶの、大変ですよね。
最初は色々なカメラマンがいて見てて楽しいかもしれませんが、
いざその中から1人、多くて2人を選ぼうとすると、『途中で違いがわからなくなってきてしまった。。』
という方もいらっしゃいました。
ひと昔前は結婚式場で紹介された写真会社やカメラマンに依頼することが当然で、カメラもフイルムカメラでしたし、全てのシーンをちゃんと残すだけでも技術が必要でした。
ですが、昨今はデジタルカメラになり、誰でもスマホで綺麗に写真が残せるので、結婚式の各シーンを残すだけであれば、ゲストみんなの写真を集めれば、結婚式の記録としてはひとまずできているようにも思えます。
プロのカメラマンは各シーンを残すことが役割ではなくて、そのシーンをどんな風に写真で伝えるかというのが、重要になってきたかと思います。
各シーンの伝え方、写真のテイストがカメラマンによって様々ですので、一体どんな写真を残すカメラマンが本当に自分たちの結婚式にあっているのかを確認して、カメラマンを選んでいただき、この記事がその基準探しの参考になればと思います。
(もちろんFika and Fotosを選んでいただけると嬉しいですが、この記事では一旦そこは置いておきます。笑)
Contents
ネットやSNSによって色々な写真が見れるようになった
まず、ここ数年の変化として、ネットや特にSNSで結婚写真を多く見ることが出来るようになりました。
これにより、簡単に自分たちの結婚式を挙げる式場のプランの写真と比べることができ、料金の割に自分たちの好みでなかったりという好き嫌いが分かるようになってきたのだと思います。
結婚式場の写真会社やカメラマンは実に様々で、努力し技術や表現の向上を図り続けている会社、カメラマンもいれば、
何もしなくても、仕事が入ってくるので、撮影がただのルーティン化してしまい、どんどん遅れをとっている撮影会社、カメラマンも残念ながら見受けられます。
※あくまで主観です。。
スナップ写真は自由
結婚式のスナップ写真は基本的には自由です。
式場内の立ち入り禁止などルールこそありますが、各シーンをどのように残すかにルールは無く、一つのシーンを素敵に残せるかどうかはカメラマン次第だと思います。
だからこそ、カメラマンによって全然写真が違ってくる
なんとなくこのカメラマンの写真が好き!という雰囲気だったり色味、ふわっとしていたり、カチッと綺麗に写っていたり。。
それを言葉に全てするのは難しいですが、大きく分けて3つの要素で写真のテイストを分けてみました。
自分たちがどんな雰囲気が好きかなと、参考にしてみてください。
その1.カメラマンが得意とする写真の構図の違い
まず、構図の作り方についてです。
いわゆるフレーミングの仕方もありますが、機材(レンズ)の選び方、撮り方での違いを書いちゃいます。
(専門的なことはバッサリ省きます!笑)
あくまで出来上がってくる写真のテイストについてご説明します。
明るめのふんわり可愛い感じ
色々なカメラマンの写真の雰囲気を見ると、日本の結婚写真で多いのはこのタイプの写真なのかなと思います。
ロケーション撮影で逆光でキラキラした感じや、写真の背景や手前がフワッとぼけていたりとしている写真です。
音が聞こえてくるようなダイナミックな感じ
広角レンズを使用して、その場所の良さを広く撮影するとダイナミックな感じになります。
その雰囲気でさらにカメラマンが近づいて、撮ると大きな音が聞こえてきそうな感じです。
(抽象的ですみません)
ちなみに狭い部屋でも、広く見せることできるというメリットもあります。
陰影を活かしたドラマチックな感じ
夕日などの低い位置から差し込む光は、ドラマチックに見えることが多いかと思います。
そんな光を意識して、たとえ結婚式でもスポットライトなど、同じくドマラチックに見えるように撮影するのが得意なカメラマンもいます。
シンプルでナチュラルな感じ
なるべく自然体な、無理にポーズを取らせたりもせず、シンプルな写真を残すカメラマンも。
おそらくそれを好む方は多いような気がします。
その2.写真の色味の違い
カメラマンによって色味の違いというのはとてもあると思います。
比べるとわかってくるかと思いますが、言われないと分からない。。と思うことも。
基本的に、カメラマンは写真の色味や仕上げにはこだわりを持っています。
どんな雰囲気があるか見てみましょう。
ビビットな色味
実際に自分たちの目で見るよりも、彩度、色の強さとでも言いましょうか、それが強い写真が、
ビビットな写真です、カラフルな印象で、華やかだったり、ポップな感じになったりします。
浅めな色味
こちらは、ビビットとは逆で、浅い色味、サイドが低い、仕上げになります。
落ち着いた雰囲気が出るので、上質感や、静かな雰囲気に仕上がるかと思います。
フイルムのような色味
ちょっと通常より色味を変えた写真には、フイルムのような色味を作るカメラマンもいます。
アプリだと極端にレトロな感じになったりもしますが、もっと繊細な色味の作り方をしていると思います。
また、フイルムの中でも、フイルムの種類によって色味が違いますので、それぞれ好みに合うかどうかみてみると良いでしょう。
カメラマンによって色味は変わってくる
あえてスタンダードな色というのは書かなかったですが、
色ってなかなか難しい話です。。
そもそもカメラのメーカーによって色味が変わってきますし、そこからカメラマンが使用する現像のソフトによっても違いが出てきます。
ですので、ご紹介したのは本当に大きく分けたようなものです。
色味は完全にその人の主観であり、「彩度が上がるとどこからがビビットなの?」という問いの答えはありません。
色味の選び方は、結婚式の場合、長く自分たちの元に残すものですので、
言葉にすると、「しっくりくる」みたいな、違和感を覚えない色味が良いのだと思います。
その3.どんな瞬間を撮影しているか、狙っているか。
お伝えするの難しい内容にどんどんなってきました。笑
これは、カメラマンが結婚式の時にどんなことを考えながら撮影しているかという部分に直結すると思います。
カメラマンによって、何を重要視して撮影しているか。
もしかしたらここに書いていること以外を重要視しているカメラマンもいると思いますし、基本全部意識しているかと思います!
ただ、お客さん目線で見た時にきっと、このカメラマンはこんな部分を大切にしているだろうなというのは、写真から感じれると思うので、どんなことをカメラマンが意識し瞬間を狙うものか、ご紹介してみたいと思います。
基本は進行表にある内容を記録していく
まず、基本です。
結婚式の準備を進めると、当日の進行というのが出来上がってきます。
その内容をカメラマンは写真に残していくわけです。
プロのカメラマンは圧倒的に結婚式の各進行をしっかり残す技術があります。
新婦さんを素敵に写真に残す
プロの結婚式のカメラマンです。
それが不得意という人は流石にいないかと思います。笑
ですが正直かなり難しい部分です。
難しいのは素敵の定義で、ここは好みだと思いますが、
良くないのは緊張しているのに、無理やり笑ってとカメラマンに言われて、後から見返して、何この表情。。。
出来ればならないようにしたいですよね。
きれいにとか、可愛くとか、笑顔でとか、その部分はカメラマンやその新婦さんによって違ってくるかと思いますが、
素敵に自分たちの写真を残してくれるカメラマンに、やはりお願いしたいものです。
ゲストとのワイワイ楽しい感じが得意
結婚式のリラックスした楽しい瞬間というのは、挙式の時よりも披露宴の時だと思います。
その、ゲストとのワイワイしている瞬間や一瞬の笑顔などの表情を逃さず狙ってくれるカメラマンも良いですよね。
絵になる瞬間、イメージを狙うのが得意
ちょっとした部分、ドレスのディティールや、手元、足元、ふとした瞬間。。などなど。。
カメラマンの感性ともいえる、個性がものすごく出る部分だと思います。
同じカメラマンからみても、え!?この瞬間にこんなところ見てたの!?なんて驚きもあるくらいです。
一言でいうとセンスですね。笑
感情の変化を狙うのが得意
緊張している瞬間、うるっときている瞬間、
大泣きしていれば、正直誰でも写真に撮れますよね。
そうでは無く、少しわかりづらいけど、確実に気持ちがいつもと違う瞬間。
結婚式はそんな感情が目まぐるしく変化していくものだと思います。
その一瞬一瞬を写真に残せるのが得意なカメラマンとそうでないカメラマンとははっきりと差がでます。
その場の光を意識し、狙うのが得意
ドラマチックな写真が得意なカメラマンに多いのですが、光を意識して、写真を撮るのが得意だと思います。
また、そういうカメラマンは機材を使いその光を作り出すことも得意なので、
素人とプロの技術の違いの一つ、その場の光を読む力だと思います。
写真の表現
大きく分けて3つの要素、構図と、色と、どんな瞬間を狙うか。
これで、写真は構成されていると思っています。
どんなカメラマンが好みか、この3つの要素で、判断してみるのも良いと思います。
もちろん、カメラマンの人柄なども自分たちの結婚式を任せるのですから、最終的には重要ですよね。
ブレボケが必ずしも悪いわけではない
ここからすこし余談ですが、ブレている写真、ボケている写真が良くないとされることはとても多いです。
でも、カメラマンの表現の仕方で、ブレたりボケてたりすることによって、その場の「空気」が写っているように感じる経験もあります。
なので、一概にブレていたりボケていたりするのが良くないとも言えない気がします。記録とアートの2面性を持っているのが写真だと思います。
最終的には、この写真が良い!とか、このカメラマンが良い!など判断するのは新郎新婦の皆さんです。
ちょっと難しくなりましたが、まとめると。
もし初めから、このカメラマンにお願いしたい!
というフィーリングのようなものが合えばその選択の方法で良いと思います。
ですが、いろいろ検討してみて、どんどん分からなくなってしまった時に、この記事が役に立つのではと密かに思っております。笑
3つの要素、構図と、色と、どんな瞬間を狙うか。
このそれぞれの項目で、自分たちはこんな写真が好き!というガイドラインのようなものを作れれば、カメラマン選びも楽になるかと思います。
今後、今よりももっとフリーのカメラマンは増えていくと思います。
ということは、カメラマンの選択肢も増えていくということですから、より迷ってしまう可能性も高まりますよね。
選ぶので疲れてしまわないように、選ぶのが楽しめるように、少しでもこの記事がカメラマン選びに役立つと嬉しいです。
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