こんにちはカメラマンの菊地です。
さて今回ですが、後悔しない結婚写真を残すために、まず知っておきたいウェディングフォトの『いろは』をご紹介したいと思います。
実は、ウェディングフォトと一言に言ってもいくつか種類があります。
おそらく多くの新郎新婦さんが、結婚のタイミングでウェディングフォトについて詳しく触れることになるかと思いますが種類が多く、また、知らない単語も多く出てくるかと思います。
今回はそれらの様々なウェディングフォト、そして結果的に後悔しないようなお写真を残すためにカメラマンのことについてなども少しご紹介していきたいと思います。
Contents
ウェディングフォトの変化
実はウェディングフォトは少しずつ変化をしてきています。
ご存知の方も多いかと思いますが、ウェディングフォトといえば元々は写真館で撮影するような、かっちりとしたライティング(照明)を組んで、撮影するような写真だったかと思います。
現在ではスナップ写真という、新郎新婦の自然な姿を撮影するようなスタイル、ドキュメンタリー性を追求したような形へ移行しています。
(カメラの性能も上がり照明をちゃんとしなくても写真が撮れるようになったのが要因としては大きいかと)
かなり大まかですが(詳しくは他のサイトなどに載っているかと思いますのでここでは割愛します。。)
そのようにウェディングフォトは変化してきました。
ウェディングフォトは単なる記憶だけではなくなってきている。
上記のようなウェディングフォトの変化にあたり、
特にここ数年に関してはスナップ写真が、前撮りであったりフォトウェディング、そして結婚式当日のスナップ写真についても、高いクオリティの写真(クオリティの高低の基準は難しいですが、、)や好みの多様性など、求められる写真の変化をが出てきていると思います。
やはり皆さん日ごろからスマホなどで、写真を撮る機会やSNSを通じて写真を見る機会がどんどん増えています。
写真と接する機会が今まで以上に増えてきて、単なるその場を記録するだけの写真であれば、もはや皆さん誰もが撮れるような時代なので、今のウェディングフォトに求められているもは単なる記録だけではなく、『プロだからこそ撮れる写真』が求められるような時代になってきています。
結婚式当日だけでは無いウェディングフォト
さてそれでは、具体的にウェディングフォトの種類について触れていきたいと思います。
前撮り(まえどり)
前撮りとは結婚式を挙げられる新郎新婦が、結婚式よりも前の別日を使って撮影のためだけに、ドレスや和装をレンタルしたり、ヘアメイクをして撮影するすることを前撮りといいます。
前撮りをすることによって結婚式当日ではバタバタしがちな撮影ですが、撮影のためゆっくりと時間を使いながら写真を残せることがメリットとなります。
後撮り(あとどり)
後撮りとは、前撮りとは逆に結婚式の後にドレスや和装を着て撮影することを言います。
後撮りをする理由については以前ブログを書かせていただきましたので詳しくはそちらを見てみてください。
【結婚式の後でも遅くない!後撮りのススメ】
https://fika-and-fotos.com/atodori-no-susume
エンゲージメントフォト
エンゲージメントフォトとは私服で新郎新婦が撮影する事を一般的には指します。これは前撮りの一種になります。
フォトウェディング
フォトウェディングとは結婚式を挙げない方が、写真だけ記念として撮影することをフォトウェディングと呼びます。
(別名、写真だけの結婚式)
とあるデータでは入籍された方の半分が結婚式を挙げないと言われています。
結婚式を挙げない方のさらに、その半分の方はフォトウェディングを撮影されているとのことです。
やはり親御さんからしても、写真だけはせっかくなので残して欲しかったり、ドレス姿や和装姿は見たいと言うような声もよく聞きます。
また、新郎新婦自身が結婚式のように盛大にゲストの皆様に見られることをちょっと恥ずかしく思う気持ちからフォトウェディングをする方が多くなっているのではないかと言われています。
結婚式当日の写真
次に、結婚式当日の中でも写真撮影には種類があることをご紹介したいと思います。
スナップ撮影
ウェディングフォトの変化の話でもう少し触れましたが、今主流となっている撮影はスナップ撮影です。
これはどういうものかと言うと、カメラマンがカメラを持った状態で新郎新婦やゲストの方などを中心に、自然な姿を撮影していく事を指します。
結婚式当日では一般的に撮影したお写真を使って1日の流れを追った写真集(アルバム)に作成されることが多いです。
ちなみに結婚式を挙げる方の9割ほどはこのスナップ撮影をスナップ写真を残すと言われております。
フォーマル撮影(スタジオ写真)
今日次にフォーマル撮影ですが、こちらは呼び方が『スタジオ写真』であったり『型物写真』などいくつか撮影会社や結婚式場のプランによって呼び方が変わってくる場合があります。
どういうものかと言うと、親族全員での集合写真であったり、スタジオで背景紙を背景に新郎新婦のツーショットの写真であったりと昔から結婚写真といえばこの撮影とされているもので、
ご両親や親族の方からすると結婚式の写真というのはこういうものと、思われている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
と、いうことでウェディングフォトと一言で言っても現在いくつかこういった形があるのです。
ウェディングフォトグラファー(カメラマン)の形
ウェディングフォトグラファー呼び方は他にもウェディングカメラマン、ブライダルフォトグラファーなど呼び方自体は様々です。
そして、ウェディングフォトグラファーの仕事の仕方も一つでは無いのです。
式場専属のウェディングフォトグラファー
結婚式場で写真を依頼した際には式場専属のウェディングフォトグラファーが当日撮影をしてくれます。
僕も元々はこういった形でウェディングフォトを撮影しておりましたが、式場からカメラマン(撮影会社)へ仕事が発注されカメラマン(撮影会社)はその依頼をもとに結婚式当日に撮影をします。
その結婚式場での撮影経験は豊富にある場合が多いので、進行や撮影条件に慣れていることにより、ある一定のクオリティで写真を残してくれることが多いと思います。
フリーのウェディングフォトグラファー
多くのフォトグラファーは上記のような式場の専属である撮影会社の中で仕事をスタートさせます。
その後キャリアを重ね実力に自信がついた頃、独立するフォトグラファーも出てきます。
そしてフリーのウェディングフォトグラファーとして仕事を始めます。
フリーのウェディングフォトグラファーに依頼する場合は、結婚式場への持ち込み(外注)としてウェディングフォトを依頼する形になりますが、
フリーのウェディングフォトグラファーに依頼するメリットとして、式場で頼むよりも料金が安くなることが多いことや、写真のクオリティーが高いことが多いです。
また写真のテイストについても、新郎新婦の好きなテイストの写真を撮るフォトグラファーを探すことができるのでその点についてもメリットになるかと思います。
結婚式では、撮影プランを優先しがちな現状
今回の記事の重要な部分でもあるのですが、
あくまで新郎新婦からすると写真を依頼する際は写真を購入するというよりも、プロのフォトグラファーに撮影を依頼するということを意識して貰いたいと思います。(差し出がましくてすみませんが。。)
これは何故かと言うと、よく結婚式場では、プランを選ぶ事を優先されがちです。
アルバムがA、B、Cとあって、どのプランにしますか?と聞かれるので、プラン(アルバム)を選ぶ感覚になるのですが、
実際のところ、新郎新婦が注文して依頼をしている商品というのは、フォトグラファーによる撮影になるわけです。
言い方は悪いかもしれませんが、いくら立派なアルバムが届いたとしても、その中身の写真が気に入らない写真だったら、本末転倒です。
だからこそ、プラン(アルバム)を選ぶことよりも、カメラマンを選ぶことの方が重要だと思うわけです。
【後悔しないために】どのフォトグラファーに依頼するのが良い?
さて、ウェディングフォトグラファーの形として式場専属のウェディングフォトグラファーとフリーのウェディングフォトグラファーがいるということは知っていただけたかと思います。
実際にどちらのフォトグラファーに依頼するのが良いかという点についてですが、
これは、最終的に決めていただくのは新郎新婦お二人の好みのテイストと合うかどうかによります。
フォトグラファーによって写真のテイストというのはかなり違ってくると思っておいた方が良く、
さらには、フォトグラファー自身の雰囲気も新郎新婦おふたりにとって重要だと思います。
ウェディングフォトのテイスト
上記でご紹介しましたが、ウェディングフォトグラファーによって写真のテイストは違ってきます。
以前のブログで詳しくご紹介させていただきましたので、気になる方は見てみてください。
【カメラマン選びに役立つ結婚写真のテイストの違いを解説します!】
https://fika-and-fotos.com/choose-a-photographer
写真のテイストの違いは、もしかしたら最初はよくわからないなぁと思うかもですが、いろんなカメラマンのInstagramなどで写真を比較してみると少しずつ分かってくるのではないでしょうか。
後悔しないようなウェディングフォトを残すために
自分たちがどんな写真が好みか、
そしてその雰囲気に近いフォトグラファーを探し、実際に会って話をしてみて、この人だったら安心!
と思って依頼する事が1番後悔のないウェディングフォトを残すポイントだと思います。
例えば美容師さんでも、いつもこの人にお願いしている。という方はいませんか?
カットが上手なのはもちろんですが、その人の人柄であったり、雰囲気であったり色々と要素はあるかと思いますが、まとめると、やはりその人が信頼できるから。
というところに行き着くかと思います。
美容師とウェディングフォトグラファーは意外と似ていて、販売しているのは、その技術によるものです。
そしてそれは、完璧に事前に確認できるものではないので、その人の実績であったり過去の作品を見ながら判断するしかないです。
ですのでフォトグラファーも信頼できることを選び方の基準として、選んでもらいたいと思います。
Fika and Fotosのウェディングフォト
ここで少しだけ宣伝させてください。笑
僕らが撮影するウェディングフォトとはどんなテイストなのか、少しだけお伝えすると。
結婚式当日のスナップ撮影において、いかにみんなの嬉しい瞬間、緊張している瞬間、気持ちが高まっている瞬間を残すこと。
例えば、お披露目しているときの皆さんの嬉しそうな表情だったり、あたたかさをそのまま写真に残すことにこだわってます。
ですので、そんなあたたかさ(温度感)を写真に残したいと思われる方は、ぜひFika and Fotosにお問い合わせください。
番外編
ご存知の方も多いかと思いますが、ウェディングフォトから派生して、今ではフォトグラファーがその後の家族のお写真を撮ることも増えてきました。
少しだけご紹介したいと思います。
マタニティフォト
マタニティフォトとはご懐妊されてから出産までの間に撮影する事を言います。
お腹が大きくなった状態はこの時期だけです。
1人の体にもうひとつの命が宿っている神秘的な状態でもあり、
生まれてくる赤ちゃんが元気であることを祈りながら日々の記憶として写真を残すのがマタニティフォトなのだと個人的には思っています。
出張カメラマンによるお宮参りや七五三の撮影
お子さんのお宮参り、そして成長したら七五三、以前はそういった場合も写真館で撮影することが多かったですが、
今ではお宮参りや七五三で祈祷を行う神社にフォトグラファーが出張で撮影することも多くなっています。
子供の成長はすごく早いといいますよね。
その子が大きくなったときに素敵な写真が残っていると、周りのご家族も振り返るのに良いのではないでしょうか。(お子さんも大人になって自分の写真に喜んでくれると嬉しいですね!)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ウェディングフォトというのは、変化をしながら現在の主流の形、そして結婚式の中でも撮影には種類があること、
さらにウェディングフォトグラファーは様々な形、写真のテイストがあり、
新郎新婦が結婚式で写真撮影を依頼する際には、好きなテイストを見極めながら信頼できるカメラマンを探す方が、ベストな選択になるだろうということ。
まとめてみるとそんなにややこしいものではないです。
ウェディングフォトの種類を知った上で、自分たちにとって正しい選択をしていただけたら何よりです。
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Fika and Fotos(フィーカアンドフォトズ)では、持ち込みでの結婚式当日のスナップ撮影をはじめ、ロケーション前撮り、エンゲージメントフォトなどの撮影を承っております。
ブログに掲載しているお写真の雰囲気を気に入っていただけましたら、ぜひ最下部より各撮影プランのページもご覧いただけると嬉しいです
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