みなさん、後撮り(あとどり)という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
前撮りは、結婚式の前のタイミングで、写真撮影のためだけに衣装を着て、ヘアメイクをして、スタジオやロケにて写真を残すというものですが、
(以前の記事、前撮りをする19の理由は下記URLよりどうぞ)
https://fika-and-fotos.com/maedori-19reasons
後撮りは、『結婚式の後』に前撮りと同じように衣装を着て、ヘアメイクをして撮影することを言います。
今回は後撮りというもの、そしてなぜ後撮りをされる新郎新婦がいらっしゃるのか、その理由と、後撮りの利点などをご紹介したいと思います。
Contents
後撮りは結婚式を挙げた後だからこそ、見えるやり残りしたこと
実は後撮りの理由は調べてみると色々ありました。
ポジティブな内容もあれば残念ながらネガティブな内容もあります。
ですが、共通する部分としては、結婚式を挙げた後だからこそ、わかったことや、やり残した感があるからこそ、後撮りをされるようです。
和装など他の衣装でも撮りたかった
結婚式が、チャペルでお式、その際にウェディングドレスを着て、披露宴のお色直しでは、カラードレスにチェンジするという新婦さんは割合としては、やはり高いと思います。
ですが、白無垢や、色打掛は日本の伝統的な婚礼衣装です。
やはり一度は着てみたいと思われる方はとても多いのではないでしょうか。
そうするとやはり自身の結婚のタイミングしか和装を着るタイミングは無いので、後悔したくない思いで和装での後撮りを考えられているのだと思います。
もしかしたら、結婚式の時の予算の兼ね合いなどで断念したのかもしれませんし、結婚式のイメージが洋式のイメージだったのかもしれません。
その部分の理由は様々かと思いますが、洋装とは全く違った雰囲気で撮影できる和装での後撮りはやはり素敵だと思います。
おすすめとしては、和装ですとロケーション撮影で桜や紅葉での撮影です。
日本の伝統的な婚礼衣装で、桜や紅葉など日本らしい四季を感じるスポットでの撮影は本当に素敵だと思います。
もっと色々なバリエーションの写真を撮りたかった
結婚式の1日の中で、新郎新婦おふたりの写真を撮影できる場所は限られることが多いです。
それは結婚式場によりますが、撮影時間含め、撮影する場所に関して、かなり制限を受けることが多いです。
ゲストとの兼ね合いなどで、チャペルのみでの撮影や、客室しか撮影出来なかったりと、(本当は契約前に知りたいくらいですよね。。)
もちろんスナップ撮影や、フォーマル撮影を依頼していれば、全身の姿や後ろ姿など一通りは、写真に残るかとは思います。
ですがもっと新郎新婦おふたりの写真を色々なバリエーションで残したいと思っている方には、物足りないのではないでしょうか。
そこで、後撮りの選択肢が生まれるというわけですね。
後撮りで撮影したい場所があった
結婚式では、現在も式場で結婚式を挙げるというのが主流です。
しかし、数年前からオリジナルウェディングが流行り始めて、結婚式を挙げる場所自体も色々と選択肢が出てきたような印象を受けます。(もちろん許可の問題でどこでもOKというわけにはいかないですが)
もし、新郎新婦のおふたりに思い出の場所があって、ここで撮影したいと思っていたとしたら。。
もし、インスタなどを見ていて、いいなぁと思っている場所があったとしたら。。
このタイミングしかない、撮影したい場所で婚礼衣装を着ての後撮りをしてみましょう。
今年Fika and Fotosでも茨城のネモフィラの丘で撮影をしました。
その際、お問い合わせいただいた時の内容は、もともと新婦さんが、『ネモフィラの丘で撮影するのが夢でした』とおっしゃってくれたので実現したのです。
普段目にすることもなかなか無い絶景と一緒に撮影できてとても素敵な写真になりました。
前撮りや結婚式の撮影が楽しかったから後撮りをする
中にはこんな方も。
前撮りや、結婚式の撮影が楽しかったから、後撮りも撮影したという新郎新婦さんです。
これはカメラマンからするととっても嬉しい言葉です。
やっぱり写真撮影ってちょっと緊張するし、中には親に言われて仕方なく。。という方も少なからずいらっしゃいます。
ですが、そんな風におっしゃっていただいて、後撮りをしていただけるなんて、嬉しい限りです。
結婚式の写真が納得いかなかった
これは、とても悲しい理由ですよね。
せめて後撮りで、やってよかったと思っていただけたら良いのですが、
こういった新郎新婦は1組もいない婚礼業界にできるよに、Fika and Fotosも頑張らないといけません。
結婚式で写真を撮る時間が少なかった
これは、バリエーションという部分に近いかもしれませんが、そもそも撮影する時間が少なかったという内容です。
結婚式場にもよりますが、短いところではウェディングドレスで新郎新婦おふたりの2ショットを撮影する時間が5分も無いということも聞きます。
5分だと新郎新婦の全身の写真、見つめあって、ウェストアップの写真を目線をもらう。
その後新婦のソロショットを後ろ姿と、ベールを下ろしてアップで撮影してだいたい終了です。
要するに上記の内容が少なく感じるか、これで自分たちの写真は十分だよと思うかですよね。
少なくて、後悔するくらいであれば、後撮りという選択肢を検討です。
結婚式の準備が忙しくて、前撮りが出来なかった
これは割とあるのではないでしょうか。
結婚式の準備は、だいたい式本番の4ヶ月前から始まると言われています。
そこから、仕事の合間を縫って土日などに結婚式の準備を進める。
そこに前撮りの準備も重なるとどうでしょうか?
衣装合わせも、結婚式用と、前撮り用で2回行うことになるでしょうし、打ち合わせも、メールのやり取りなども増えると思います。
結果、前撮りは諦めたり、そもそも前撮りの予定を入れる余裕すら無かった。
というわけで、結婚式を終えたものの、前撮りしたかったなぁと思い返した時。後撮りの登場です。
後撮りの利点
後撮りの利点について、少しご紹介いたします。
前撮りと比べて、スケジュール調整が楽というのが、後撮りの利点です。
もし、桜や紅葉で撮影がしたい。季節のものは、よくありますよね。
そして季節のものがよく見えたりもします。笑
また、人気の撮影スポットは予約が殺到しており空きが無い。。。
でも、結婚式まで日にちに余裕がない。。。
前撮りは結婚式まで時間がないために、希望通りの撮影ができないことがあります。
前撮りの写真をどうしても、結婚式当日に使用したいのであれば、なんとか行うしかないですが、
それよりも希望の写真を撮影することに重点を置いているのであれば、思い切って後撮りという選択にした方が、
圧倒的に、選択肢が増えるというものです。
新婚旅行のついでに後撮りもおこなった
ここ数年聞くのは、新婚旅行のついでに後撮りをしたという話です。
アメリカ、ヨーロッパ、ハワイなど選択肢は一気に世界になります。笑
もちろん、沖縄、北海道など国内も素敵なスポットはたくさんありますよね。
新婚旅行のついでなら、新婚旅行の思い出にもなり、交通費もなんだか得した気分で、とても賢い後撮り方法なのではないかと思います。
また、先日撮影させていただいた新郎新婦のおふたりは、結婚式の前に新婚旅行でパリに行き、パリ市内での前撮りのお写真を結婚式当日のウェルカムボードなどに使用していました。友人をはじめゲストのリアクションも良くて、お写真もとてもおしゃれでした。
計画を立てればそんな方法もできるというわけです。
結婚式の1周年記念としての後撮り
(2020年5月18日追記)
先日、お問い合わせいただいた方で、
結婚式からちょうど1年後に後撮りをしたい!ということでご相談をいただきました^^
そういったおふたりの節目の記念日としての後撮りというのも良いかもしれませんね。
まとめ
後撮りは、ポジティブな理由、ネガティブな理由、両方の理由で行う可能性があります。
ですが、最終的には、良い写真、楽しい時間を後撮りを通して残すことができるように、カメラマンとしても頑張りたいと思っています。(きっとすべてのウェディングフォトグラファーが)
もし、後撮りを検討されているのであれば、カメラマンや撮影会社になぜ後撮りを検討しているのか、伝えてみるのも良いと思います。
前撮りもそうですが後撮りに関しても、より良い写真を残すために新郎新婦のおふたりとカメラマン含めスタッフが同じ方向を向いて撮影に臨むことが重要だと思います。
もちろん、Fika and Fotosでも後撮りは大歓迎です!
前撮りのページをご参考にご検討いただけると嬉しいです。
ウェディングドレスでの撮影
https://fika-and-fotos.com/weddingdress-location-maedori