カメラを向けられるとどんな表情をしたらよいかわからない。
そう思う方は少なくないのではないでしょうか?
今回は、結婚式で写真を残そうと考えているものの、カメラが苦手で、少し心配だなと思う方へなるべく素敵に写真を残せるように、ちょっとしたアドバイスと結婚式の写真撮影についてのご説明をしたいと思います。
Contents
そもそもなぜ写真が苦手なんだろう?
僕も普段は写す方ですが、いざカメラを向けられるのは苦手だと思っています。
自分のプロフィール写真を撮影するときにどうしたら良いか分からないことも多々。笑
まずは、なぜカメラが苦手になってしまうのかなぁというところをちょっと深掘りして考えてみたいと思います。
小さい頃、写真撮影の時に怒られた(涙)
例えばこんな経験はないでしょうか?
七五三で、小さい頃に親にこっちを見てと言われて写真を撮られますが、やはりカメラをずっと見続けるというのは子供からするとちょっと大変なことです。
何か他に気になるものができてカメラから目線が外れたり、姿勢を注意されたり、目つぶりしてしまったり。。
その結果親から怒られてしまうという経験がもしかしたらちょっとカメラが苦手だなと思うきっかけになってしまっているのかもしれません。
カメラ目線で笑えない
カメラ目線で笑えないというのはよく聞く話です。
『はい!笑って!』と言われて笑えるかどうかというのはとても難しい話です。役者ではないですからね。
そもそも嬉しいから笑うのであって、笑ってと言われて、作られた笑顔で、笑顔の写真では意味がないとも思います。
写真写りが良くないと思ってしまう
次に写真写りが良くないと思っているというのが原因になっていることもあります。(もしかしたら多くがこのパターンかもしれません。。)
恐らく多くの方が、毎日鏡などで自分の顔を見る機会はあると思いますが、その時というのはほぼ真正面の顔を見ています。
しかしながら、写真に撮る時は、真正面意外にも少し横向きであったり、少し下からだったりと普段見慣れない角度から写真に写ってしまい、、あれ??なんだか違うなぁとなることも。。
さらに、カメラ目線で笑えないとか、まばたきが多くなってしまって半目になってしまうとか、そういうった写真が自分は多と意識するようになり、結果的に自分は写真写りが良くないと思ってしまっているのではないでしょうか。
結婚式では写真を残す人がほとんど。ではどんな商品があるの?
さて、現在結婚式で写真を残すというのは約9割の新郎新婦が結婚式の際に写真の依頼をプロのカメラマンに頼んでいるというのが現状です。
ではその全ての人が写真が苦手ではないかと言うとそうではありませんよね。
中には写真だけは残しておこうとか、親御さんに勧められて等、決して写真に写るのが好きで残したいという理由ではなく、記念としてせめて残しておこうというのが理由なのではないでしょうか。
ですがせっかく結婚式の写真を残すのであれば自分がその写真を見たときにこんなに楽しそうに笑ってるんだとか、こんな時に自分はこんな表情してたんだとか、恥ずかしさを通り越してちゃんとその時の自分と向き合えるというと少し大げさですが、ひとひとつその時の大切な思い出として写真を残せるようになると素敵だなと思っております。
スタジオ写真
呼び方は様々あるのですが、スタジオ撮影、フォーマル撮影、型物撮影、等と呼ばれている写真撮影です。
親族全員での集合写真であったり、しっかりと新郎新婦おふたりの全身のお姿を正面から撮影したもの、
さらに専用の機材でライティングを組んでしっかりと明るさや色味を調整して、最終的には台紙などに貼られて写真を受け取ると言うのがスタジオ写真です。
これは必ず皆さんがカメラ目線になっているというのが基本的にはルールとなっております。その中でも少し微笑んだりするのが良しとされている気がします。
スナップ写真
結婚式の中で新郎新婦にカメラマンが自然な様子を撮影していくものがスナップ写真です。
最終的に出来上がってくるものはデータであったりアルバムであったりするのですが1日の流れをストーリー性を残しながら写真に記録していくというのがスナップ写真の概念です。
現在スナップ写真に関しては、全国の結婚式で9割以上のお客さんが依頼しているそうです。
苦手克服!どうしたら結婚式の写真を素敵に残せるか。
ではどうしたら結婚式の写真を苦手だと思わずカメラに残すことができるでしょうか。
point1.自然なシーンを撮ってもらう
まずは自然な姿の新郎新婦おふたりの写真を撮ってもらうことです。
カメラ目線ではなく、新郎新婦がお互い目線を合わせたり、歩いてみたり何かしているところカメラマンが撮ったりと、そうすることによってカメラ目線ではなくカメラを意識していない瞬間を写真に残すことができれば、ぎこちない表情の写真が残る確率はぐっと下がります。
そしてそれは結婚式でいうところのいわゆる、スナップ写真ということです。
撮影の手法がスナップ写真は違う
先ほども少し触れましたがスナップ写真と言うのは自然の写真を撮影していくことがほとんどです。
ですので普通であればカメラを見るとかカメラに向けてきちんとした表情をする、というのが写真に写ることではあるのですが、自然な瞬間を撮影するスナップ写真ですから、いかに、自分がカメラを意識しない。ということが重要になってきます。
もちろんそれはカメラマンの技術のひとつでもあり、いかに自然の写真を撮影する雰囲気に持っていくこと、そしてそれを得意なカメラマンさんに依頼するということも重要です。
point2.前撮りで慣れる(場数を踏む作戦!)
次に結婚式ではここ10年位の間に前撮りと言うのが流行ってきました、前撮りとはカメラマンと新郎新婦おふたりが外のロケーションやスタジオで写真を撮影していきます。
また、特にロケーション撮影では、カメラ目線ではなく自然な姿(新郎新婦に何かをしてもらい自然な状態に近づいた状態で等)を撮影するというのが1つの撮影方法として主流になってきています。
そういった経験を通して写真に慣れていき、結婚式当日はもうカメラが気にならないという状態に自分たちがなると、写真撮影に関して良い状態で結婚式を迎えることができるのではないでしょうか。
point3.カメラマンの雰囲気も大切ですよね。
さてさて、カメラマンがどんな人かというのもやはり重要な要素になってきます。
今まで知っている限りですと2パターンのカメラマンがいるのではないでしょうか。
・次々と撮影中に新郎新婦に指示を出し、撮影していくタイプのカメラマン
・最初に指示だけ出して、その後は自然な雰囲気で新郎新婦を撮影していくタイプのカメラマン
だいたい、この要素どちらかが強いカメラマンがほとんどかと思います。
もちろん良し悪しはそれぞれあって、どちらが良いかどうかは新郎新婦のおふたり次第かもしれませんが、撮影中カメラマンが果たしておふたりにとって心地良いかどうかというのが重要になるのではないでしょうか。
それは正直なところ撮影してみないとわからないことではありますが、カメラマンを探すとき、できればやりとりが直接カメラマンとできたり事前にお打ち合わせができてその人がどんな人かというのを少しでも知れたら撮影前に安心かなとも思います。
僕自身、撮影時に気をつけていること
少しだけ話をさせていただくと、
例えば前撮りでしたらカメラマンが現場をリードしていく必要があるため立ち位置等の指示は出します。
ただし基本的には前撮りという時間を楽しんでもらいたいと思っています。
写真撮影自体が新郎新婦おふたりにとって苦痛であっては良い表情が生まれるわけがないですからね。
ですので撮影中も少しでも楽しめるように指示を出したり声をかけたりしながら撮影していくというのが気をつけていることではあります。
また結婚式当日に関しては基本的になるべく
良いお二人の表情をしている瞬間などは気配を消したいものです。
その瞬間、外部の人間が不用意に声をかけてしまったりすることによってその表情がそこで消されてしまいます。他に意識がいってしまいます。
例えば、新婦とお母さんが披露宴で一緒に中座をするとします。
そこで中座後記念写真を撮影するわけですが、記念写真後、式場としては一刻も早く次のお色直しがあるときは新婦をお部屋に戻したいわけです。
でも、その記念写真を撮る直前や直後に、新婦とお母さんの二人だけの会話の瞬間が少なからずあります。
そこを数秒でもスタッフは待つだけで、親子の自然な瞬間が残せるわけです。
そういった瞬間が結婚式のなかでは無数にあり、カメラマン含めスタッフ側はその瞬間もアンテナを張り、決してその瞬間を壊さないようにする。そして自分自身それを心がけています。
ですので実は前撮りと結婚式当日の撮影というのは写真を残すという点では同じですけれども、僕自身としては全然性質の違う撮影だと思っています。
point4.自分にあったカメラマンを見つけよう
ではどうしたら自分に合ったカメラマンを見つけることができるか。
それはやはり打ち合わせや、やりとりを撮影前にカメラマンとることが重要だと思います。
もちろんカメラマンの写真の作風が気に入り、思ったいたような写真ができるのであればそれで大丈夫。ということであれば良いのですが、いかにこの人に任せられると思えるかがとても重要なポイントになります。
下記にてカメラマンの探し方、選び方のコツも描いてみましたので、参考にしていただけたらと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか今回はカメラが苦手な方へ結婚式の写真を少しでも楽しく自分たちの素敵な表情が残せるようにお話をさせていただきました。
あまりプロのカメラマンに写真を撮られるという経験は普通少ないものです。
ですが結婚のタイミングで注文をいざしようとしたとき、過去の経験で七五三や成人式でプロのカメラマンに撮ってもらった記憶を思い出して、嫌な思い出が思い出され、写真を撮られるのは嫌だなぁとか悪い印象で撮影スタートしてしまうのはもったいないとも思います。
実際に写真撮影して本当に楽しかったとか、またやりたいと言うことをおっしゃってくださってる新郎新婦はたくさんいらっしゃいます。
これから結婚式や前撮りの写真を残す人にもぜひ結婚の写真撮影をして楽しかったと思っていただけるようになってもらえたらと思います。
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