結婚式の撮影のため、新郎新婦のおふたりとお打ち合わせをさせていただくと、
前撮りの時の話を聞くことがあります。
稀にではありますが、正直イマイチだった。。という話を聞きます。
とても残念ですよね。。
ネットなどでも調べてみると、本当にいろいろな点で後悔している話が出てきます。
もし、これから前撮りを検討、もしくは予定がある方がそういった口コミや記事を見てしまうと、もう不安になるようなことばかりです。。
本当は前撮りは、色々とある中から衣装を選ぶ楽しさがあり、プロにヘアメイクをしてもらい、そして結婚式前の新郎新婦おふたりでの時間を写真に残すという、非日常的で素敵な経験になるはずです。（喜んでくださる声もたくさんです！）
ですので、素敵な前撮りになるように、後悔しないように事前に確認するべきポイントをプロのカメラマンの目線でご紹介してみたいと思います！
ご紹介するポイントを抑えておくことで、後悔する可能性を極力下げます！
Contents
写真のテイストを確認
まず、出来上がりの写真に大きく関わってくる写真のテイストの話です。
これは、撮影会社やカメラマンによって得意な写真のテイストがあります。
写真のテイストの詳しい話は、下記記事をご参考ください。
https://fika-and-fotos.com/choose-a-photographer
例えば、ふんわり明るい感じのテイストが得意な撮影会社やカメラマンに、陰影を活かしたシックな感じの写真を撮影指示書を作って希望しても、カメラマンは探り探りの撮影になる可能性があります。（カメラマンの技量によりますが。。）
それよりも初めから自分の好みに合ったテイストの撮影会社やカメラマンに依頼する方が最終的に好みの写真が出来上がる可能性が高くなりますよね。
ですので、撮影会社やカメラマンと契約を結ぶ前に自分たちが求めている写真のふいんきテイストに合っているかどうかというのは確認した方が良いと思います。
前撮り全体の料金を確認しておく
次に前撮り全体の料金についてです。
料金の表示については、撮影会社やカメラマンによって実は違うことが多いです。
例えばスタジオで前撮り撮影1カット、衣装付きで9800円から、と言う表示ですが、
これはデータの料金が含まれていなかったり選べる衣装が数パターンしかなく、選ぶ衣装によって大きく値段が変わってくるというような料金の表示方法もとられています。
ですが中には、撮影料金、全データ、お衣装、ヘアメイク等全て込みで値段を表記している撮影会社やカメラマンもあります。
ですので、事前にどれぐらいの料金になるか見積もりは確認しておいた方が良いでしょう。
前撮り当日までのスケジュール
次に契約から撮影日までのスケジュールについても確認しておいた方が良いかと思います。
例えば衣装の試着、ヘアメイクリハーサルを行う場合はヘアメイクリハーサルのスケジュールも決めたり、前撮りがロケーション撮影だった場合は、雨の日による延期の可能性もあるので、そうなってくると予備日の設定も必要になってきます。
特に結婚式が近いと結婚式の準備が忙しくなってくるにつれて、前撮りへの重要度が低くなってしまいがちです。
せっかくの前撮りですし、しっかりとコンディションを整えて素敵なお写真を残すために、余裕を持ってスケジュールを決めていければ良いかと思います。
また、前撮りに関してはロケーション撮影の場合、春であれば桜秋であれば紅葉と一緒に写真を取りたいと言う方も多いです。
そして、もれなくその時期はとても混みますので、早めに(半年以上前)予約をしておくことをお勧めします。
結婚式の直前になってしまい、前撮りの写真が結婚式に間に合わない
ひとつ上の内容にも触れましたが、せっかくの前撮りで撮ったお写真を結婚式当日のプロフィールブックだったりプロフィールムービーやウェルカムボードに使いたいですよね。
でも結婚式のあまりにも直前に前撮りになってしまうと、撮影会社やカメラマンにもよりますが、撮影後すぐにデータをもらえることも少ないです。
おおよそですが、前撮り後、2週間から1ヵ月ぐらいがデータお渡し時期の平均だと思います。
ですので、ウェルカムボードやプロフィールムービーを作るにも製作時間がかかることを考えると結婚式の遅くとも1ヵ月前には撮影を終了しておきたいですよね。
さらにはロケーション撮影で雨によって延期することなども想定すると、結婚式の2ヶ月前には撮影日を設定するのが良いのではないでしょうか。
前撮り時のヘアメイクの心配があれば、ヘアメイクリハーサルを
他にもこんな話を聞きます。
プロのヘアメイクさんとは言え、メイクやヘアスタイルについては好みの問題も写真同様あるかと思います。
それにより、全然好みのヘアメイクではなかったと言う声も聞こえてきます。
これを解決するには好みのスタイルを作ってくれるヘアメイクさんに依頼するのも重要ですが、ヘアメイクリハーサルを設定するのも大事だと思います。
これはオプション料金である場合がほとんどですが、事前にヘアメイクリハーサルをしておくことによって安心して前撮りを迎えることができるのではないでしょうか。
前撮り日、当日ですとメイクの時間には限りがあるので、初めからヘアメイクさんに全てお任せできるというような信頼感があれば良いのですが、もしも心配な時はヘアメイクリハーサルも考えていることを、撮影会社やカメラマンに伝えておくと良いでしょう。
前撮りで出来ること、出来ないこと
さて前撮りについてですが、出来ないこともあります。
例えば、商用撮影になりますので撮影ロケーション撮影の場合は許可が必要になります。
撮影許可はその場所の管轄によって申請する場所は違ってきますが、撮影許可が降りない場所や、撮影がそもそもできない場所もあります。
残念ではありますが、初めから撮影したい場所が仮にあってもそこで100%撮影ができるわけでは無いので、ご注意ください。
他にも、ペットと撮影したいが、場所や衣装の都合上撮影できない場合などもあります。
ロケーション撮影時は時期や場所、土日祝日などは人出に注意
ロケーション前撮りには、撮影許可の申請が必要ですが、時期によっては撮影できない（申請が下りない）場合もあります。
そしてもし許可が取れたとしても、春の桜の時期や秋の紅葉の時期、また何か季節ものや、観光地化したような場所での撮影ですと必ずと言っていいほど一般の観光の方がいらっしゃいます。
少しむずかしい話ではありますが、知っている限りですと撮影許可というのは占拠するための許可ではありません。
一方で、新郎新婦のおふたりからすると、前撮りの写真に他の見ず知らずの観光客の方はあまり写ってほしくないかなと思います。
ですがですが、桜だったり紅葉だったりというのは必ず人が多い時期でもあるためにそれが避けられないのもあります。（特に人口が多い地域ですと）
それを避けるために穴場的なスポットを探したいところではありますが、それすらもやはりネットでいろいろと情報が出回っているご時世ですのでなかなかそういったことも難しいのが現状です。
例えば、早朝など人がいない時間帯に撮影するというのは1つの方法かもしれませんね。
ただしこれも撮影会社やカメラマンによって対応できる、できないというのもあるかと思いますので確認してみてください。
前撮りの撮影時間に注意
次に事前に確認しておきたい事として、前撮りの撮影時間自体がどれぐらいあるかというのを確認しておくと良いでしょう。
基本的には衣装1着あたり1時間前後という撮影時間を設けている撮影会社やカメラマンが多いのではないでしょうか。
例えば、晴れている日中の明るい雰囲気と夜のイルミネーションのお写真両方を撮りたいと考えていた時に、この撮影時間をしっかりと確認しておかないと、1時間であれば正直なところどちらかしか撮れないかと思います。
他にもロケーション撮影の場所によっては、移動時間でかなり時間が割かれてしまう場所もあると思います。
希望するロケーション場所によっては撮影時間というのも確認しておいた方が良いかもしれません。
前撮りに家族を呼ぶ？呼ばない？
前撮りに家族を呼ぶか呼ばないかという部分に関しても、場合によっては悩むポイントかと思います。
撮影会社からNGが出てしまうこともあるようですが、まずは新郎新婦のおふたりで話し合ってみて決めてみてください。
新郎新婦のおふたりからすると、お写真撮影を家族に見られるのはすごく恥ずかしいと言う方もいらっしゃいます。
以前サプライズで家族の方がいらっしゃったことが、撮影の際にあったんですがお嫁さんは凄く嫌がっていました。（冗談ぽい感じかと思いきや、割と本気でした。。汗）
そしてもうひとつは家族の皆さんがいらっしゃることによって、撮影時間が長くなりがちということです。
せっかく家族の方もいらっしゃったわけですから、そうなると家族の方もご自身のカメラやスマホで写真を撮りたいと思うはずです。
そしてカメラマンも円滑に撮影を進めたいので、カメラマンが写真を撮った後には家族の方に撮影を促したりすることもあります。
結果的に新郎新婦おふたりを撮影する時間が少なくなってしまう可能性もあるということです。
オススメとしては、ご家族が来るのであれば通常の撮影時間よりも30分延長したりなど、撮影会社、カメラマンに相談してみましょう。
まとめ（前撮りで後悔しないために）
いかがでしたでしょうか?
前撮りで後悔しないための9つのポイントをご紹介させて頂きました。
改めて、写真撮影って難しいですよね。
日常的にプロのカメラマンに写真を撮ってもらうことも少ないかと思いますし、普段着ない衣装や、ヘアメイクに関しても自分たちの好みとマッチするかどうかというのも準備をしながら合わせていかなくてはいけません。
もちろんそれら全てを提案していくというのプロの技術ではあるのですが、
ほんとにこんな感じで大丈夫なの？っていうような撮影会社さんも残念ながら聞きます。そして残念な声もあるというのが本当のところです。
確認できるところは確認しながら後悔のない前撮り、素敵な前撮りを皆さんにしていただきたいと思っております。
今回のブログでは後悔しないようにとマイナスにならないような想いで書かせていただきましたが、
実際は前撮りをさせていただくと、本当に喜んでくださっている方が非常に多いです！
ですので、皆さんで素敵な前撮りのお写真残しましょう！！
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