こんにちは!
新郎新婦のみなさん、結婚式のアルバムってどうやって選んでいますか?
料金です!って答えられてしまうと、この記事もう読む意味無くなってしまうのですが。。。笑
その料金に見合っているかどうかが、重要ですよね!
式場には、様々な商品があり、さらにその中でも色々なプランが存在するかと思います。
写真のプランに関しても同じように、何種類か用意している場合がほとんどです。
一体どんなプランが自分たちに合っているのか?
何を基準にアルバムを選んだら良いのか?
今回は、アルバムを選ぶ基準についてご紹介したいと思います。
Contents
どの式場でも、写真会社でも複数アルバムプランを用意していることがほとんど
以前僕は、撮影会社の社員として働いていた際、商品開発部という部署に所属していました。
結婚式場で取り扱う商品の見本のアルバムを作っていたのですが、
写真撮影という商品プランの構成の仕方を近くで見ていたこともあり、どんなプランを式場としては用意したいか、という観点も見ることができました。
基本的には、式場には色々な新郎新婦さんがいらっしゃいます。
ですので、写真をこだわる人にも、そうでない人にも提供できるようなプランになるわけです。
当然ですが、値段でグレードが変わる
ですので、3から5くらいでグレードがあり、またさらに撮影会社やカメラマンが選べたりすると、さらに選択肢は増えていきます。(多すぎて分からない式場さんもたまに見かける気がします。。。)
次からは実際にアルバムの料金の違いはどんな部分であるのか見ていきたいと思います。
6つのアルバムの比較要素
経験上式場によってではありますが、アルバムの料金の差は10万円〜20万円くらいまでとかなり幅広いです。
ですので、どこを重要視するか見極めることがとても大切だと思います。
アルバムのページ数
まずは、アルバムのページ数です。
簡単なアルバムですと、10Pほどに写真をまとめたもの、ページ数が多いアルバムですと、100Pになるアルバムをラインナップしている式場もあります。
アルバムのページ数は、写真を1ページに何枚載せるかという部分が、撮影会社やカメラマンの特色でだいぶ違ってきます。
例えば、1冊のアルバムに100枚の写真を使ったとします。
A社は1ページに3〜5枚の写真を載せるため、30Pのアルバム
B社は1ページに1〜2枚の写真を載せるため、60Pのアルバム
となるわけです。
これは、その会社によって、写真をどう見せるか、複数の写真を組み合わる事によってより良く見せるのか、それともなるべく1枚1枚をゆっくり見てもらうためにあえて1ページの写真の枚数は少なくするのか
と、違いが出てきます。
これは完全に新郎新婦の好みになるかと思います。正直どちらも良さがあります。
アルバムに掲載される写真の枚数
式場や撮影会社によっては、これを設けている会社もあります。
一冊に対して、何枚くらい写真が入るのかどうかという部分です。
これは、ページ数にかなり関係してくるので、平均などはありませんが、ページ数と写真の見せ方によって大きく変わるものだと思います。
個人的には、そんなに気にする内容では無いかと思います。
枚数よりも重要なのは、写真のまとめ方、見せ方だと思います!
アルバムの大きさ
次にアルバムの大きさについてです。
小さいサイズですと、B5ぐらい。
大きいサイズですと、A3ぐらいが今の主流なのでは思います。
小さいアルバムの利点は、持ち運びが便利、かさばらない、大きく写真を印刷することは物理的に難しいので、自分たちの写真が、どーんと大きく載ることが恥ずかしい方には良いのかもしれません。
大きいアルバムの利点は、写真を大きく見せることができるので、臨場感、空気感がより伝わるアルバムになると思います。また、単純に面積が大きので、写真を多く載せることも可能になってきますよね。
例えば写真の背景に写っているゲストの表情も、大きいアルバムの方が、よく見えるというものです。
基本的に、サイズが大きいアルバムの方が、コストがかかるため、アルバムのグレードとしては上になる場合がほとんどです。
アルバムの中身の印刷の質
次にアルバムの中身の印刷についてです。
基本的には、綺麗に印刷してあるものがほとんどですが、中には昔ながらの銀塩写真と同じようにプリントされているアルバムもあります。
比べたら分かるというような、違いですが、色の豊かさ、階調の出方、質感は銀塩プリントの物の方が綺麗です。
ですが、正直比べないと分からないレベルですので、昔ながらのプリントじゃないと嫌だという人以外は、違いも感じないかと思います。
やはり銀塩プリントの方がコストがかかるので、アルバムのグレードとしても上がる傾向にあります。
アルバムの表紙の素材
そのまま表紙が印刷されているものも多くありますが、
レザー、布、アクリルなど、他にもたくさんの素材からアルバムの表紙が作られる場合があります。
こちらも新郎新婦の好みですので、是非、気に入ったものを選ぶようにいたしましょう。
個人的には、印刷できるものの方が良いかと思いますが、写真のセレクトはかなり大事になります。
(中には、表紙が自分のアップの写真で、恥ずかしかった。。という声も聞きます。。)
セレクト出来るか、出来ないか
これに関しては、撮影会社によってかなり変わってきます。
もともと、セレクトありきのプラン(Fika and Fotosはセレクトありきです)
オプション料金でセレクトも可能になる場合もあれば、一切セレクトなどは出来ず、お任せでという場合もあります。
セレクトですが、個人的な考えでは、ある程度はやはりした方が良いかと思います。
セレクトなしですと、どうしても新郎新婦ごとに『ツボ』が違うと思うので、その感覚がわからないまま制作に入ることになります。
好きな瞬間、いいなと思う写真の雰囲気、自分の表情。
汲み取っていくのはカメラマンの仕事ですが、写真として残した中から、ある程度の基準だったり、方向性がセレクトを数枚でもしてもらうことによって、わかる場合も多いです。
ですので、双方のことを考えると、セレクトがあった方が良いのかな?と思います。
カメラマンが作る場合、デザイナーが作る場合
撮影会社によって、アルバムを作るのは、カメラマンかデザイナーかが違ってきます。
例えば雑誌とかですと、カメラマンが編集をするということはまずあり得ません。
編集者がいて、デザイナーもいて、本が作られていきます。
では、結婚式のアルバムの場合ですが、いわゆるデザイナー(編集者)がアルバムを作るか、カメラマンが作るかのどちらかになります。
傾向としては大きな会社の場合、デザイナーが作る傾向が高いです。カメラマンは撮影以外にも、データの作成があり、場合によっては撮影時間と同じくらい時間がかかる時もあります。
そんな中、カメラマンもアルバムを作成もすると、とてもそれ以外は一切仕事ができない、もしくは納期が追いつかないということになりかねません。
ですので、分業しているというのもありますし、専門分野で分けた方が、よりそれぞれのクオリティも発揮できるというわけです。
ただ、大切なのは扱っている写真の内容です。
デザイナー(結婚式に出ていない人)からすると、何が重要なシーンなのかというのが、進行やプログラム以外の部分では分かりづらいという問題もあります。
誰が見てもケーキカットや新婦の手紙の朗読は大切なシーンです。
ですが、ふとゲストとの会話をしている様子をアルバムに入れようとした時に、どんな関係性でどんな話をしていた瞬間で。。というところまではどうしても分からないものです。
そこで、カメラマン自身がアルバムを作る、もしくはデザイナーが作るとしても、カメラマンからデザイナーへと、情報として結婚式の時のことが伝達されているかどうかが重要になってきます。
ただ、アルバムが簡素化されていて、メインのシーン(先ほどのケーキカットや新婦の手紙のようなシーン)しかアルバムの中に入らないのであれば、そこまで心配する必要も無いのではと思います。
新郎新婦のおふたりからすると、どちらが良いかというのは難しいですが、
安心具合としては
カメラマン作成 >
デザイナー作成(カメラマンから情報がしっかり伝わっている)>
デザイナー作成(アルバムが結婚式のメインどころのみの写真で構成される)>
デザイナー作成(色々な写真が入るのに、カメラマンからの伝達なし※正直これはフォーマットにはめるだけになっていてちょっとどうかと思います)
というイメージです。
写真を並べる(写真のレイアウト)は写真を見せる技術が必要
さて、少し技術的な部分にも触れますが、
写真の扱いってなかなか難しいです。過去写真展などもやってきましたが、難しいですよね。
ただ並べれば良いという問題ではありません。
良いアルバムは、うまく編集されていて、全データを見るよりも、見やすく、写真のサイズを変更させたり、配置、並べる順番によって、本のページを開いた時に、映画を見ているように、空間が立体的に見えるものです。(抽象的ですみません。でも本当で昔経験しました!)
これは、やはりある程度の経験が必要で、また写真を撮影するのとは違った技術であり、これができるカメラマンですと撮影時から撮る写真が違ってきます。
ですので、見本のアルバムを見て、結婚式1日が見えるような空気感が伝わるかどうか。そこが本当に重要になってきます。
アルバムのこだわりを聞いてみよう
結局のところ写真もそうですが、アルバムも出来上がらないとどんなものが完成するかわかりません。
だからこそ、事前に聞ける部分として、どんなこだわりでアルバムを作成しているかどうか。
これが唯一前もって判断できる材料になると思います。
そこで、売り文句が画質がどうこうとか、表面が劣化しにくいとか言われると、うーん、それなら自分たちでも出来るでしょ。って思ってしまいます。。
正直なところ、商品を見て自分でも作れそうと思うなら、自分で作っても良いと思います。
ですので、アルバムを見てもグッと来なかったり、写真がただ並んでいるだけ。
くらいにしか感じないようなアルバムでしたら、全くもって自分たちで作っても良いのでは無いかと思うわけです。
今なら色々な印刷会社で簡単にアルバムが作れますからね。
アルバムは高額な商品です。写真の見せ方にプロの技が無いと値段相応とは言えません!
ただ、何かしら形に残すのがオススメ
ですが、撮影会社やカメラマンに依頼するにせよ、自分たちで作るにせよ、必ず手元に印刷した物は残してもらいたいと思います。
データは実体が無いです。見ようと思っても、モニターが必要で、電気が必要です。
アルバムにまとめておけば、将来見返すことも簡単です。長い将来のことを考えるとなおさらです。
ですので、必ずアルバムなど、写真を印刷した物を残してもらいたいなと思うわけです。
まとめ
ということで、途中小難しい話もあったかもしれませんが。笑
アルバムには種類があり、グレードがあります。
そして、撮影会社、カメラマンによってはこだわりがあり、写真の見せ方、編集方法に独自の技術があったりします。
最終的には、新郎新婦のおふたりが判断することではありますが、
結婚式の写真が、宝物となるようなアルバムとして手元に残してもらいたいと願います。
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