白無垢や色打掛姿の和装での結婚式。現在は和婚と呼ばれておりますが、
厳格で落ち着いた雰囲気に憧れる方も多いのではないでしょうか。
そして、和婚といえば神社での神前式が人気です。
その中でもFika and Fotosで今年一番撮影機会が多い赤坂氷川神社での結婚式について、実際に撮影させていただいたお写真とともにご紹介したいと思います。
また、結婚式当日の流れの確認になるようにもお伝えしたいと思いますので、ぜひ参考にして見てくださいね。
Contents
赤坂氷川神社について調べてみました。
赤坂氷川神社は都心にありつつも、大きなイチョウの木や緑が多く自然が豊富です。
とても素敵な雰囲気ですが、結婚式を挙げるのであればどんな神社なのかは知っておきたいですよね。
赤坂氷川神社のホームページを参考にしつつご紹介したいと思います。
赤坂氷川神社ってどんなところ?
御神徳、要するに御利益のようなものですが、
「厄除・良縁・家内安全・商売繁盛」があるとされています。
また、下記赤坂氷川神社ホームページからの引用になります。
天暦5年(951年)武州豊島郡一ツ木村(人次ヶ原)に祀られ、1000年以上の歴史を有します。創祀から100年後の治暦2年、関東に大旱魃が発生、降雨を祈願するとそのしるしがあり、以来よく祭事が行われました。
江戸時代に入り、幕府の尊信は篤く、8代将軍 徳川吉宗公が享保元年(1716年)、将軍職を継ぐに至り、同14年(1729年)に老中岡崎城主水野忠之に命じ、現在地(忠臣蔵・浅野内匠頭の夫人、瑶泉院の実家・浅野土佐守邸跡)に現社殿を建立、翌15年(1730年)4月26日に遷座が行われ、28日に将軍直々のご参拝がありました。
以降、14代家茂公まで、歴代将軍の朱印状(港区文化財)が下附されました。
なんと1000年以上の歴史がある神社とのことです。
また、御社殿、境内についても
御社殿は、総欅造り銅葺朱塗にして丹青荘重の一間社流造であり、安政の大地震・関東大震災・東京大空襲の被災を奇跡的に免れました。江戸時代当時のままの姿を残しており、東京都重要文化財に指定をされています。
境内にはたくさんの樹々が生い茂り、至るところに江戸の年号が刻まれた鳥居・燈籠・狛犬が現存し、江戸の情景がそのまま残る、都内では珍しい神社のひとつとなっています。秋には色鮮やかに染まる天然記念物の大銀杏(樹齢400年)があるほか、江戸150万人の生命と財産を守った幕末の志士、勝海舟が名付けた「四合(しあわせ)稲荷」も祀られています。
どうやら東京都の重要文化財であり、イチョウの木も樹齢400年とのことでした。
とても歴史がある神社というのが分かりますね。
赤坂氷川神社のアクセスは?
東京メトロ千代田線の赤坂駅
東京メトロ日比谷線、大江戸線の六本木駅
東京メトロ南北線の六本木駅一丁目駅
東京メトロ銀座線の溜池山王駅
それぞれの駅から徒歩8分とのことです。
この辺りは坂道が多いです。以前赤坂駅から歩いたことがありましたが、なかなか大変でしたので、結婚式に参列される方でご年配の方などは、駅からタクシーを利用した方が良いかもしれません。
神前式って何?
神社や神殿でおこなう挙式のことを神前式(しんぜんしき)と言います。
元々の起源は室町時代とされ、当時は3日ほどかけて行われていたそうです。
それが明治33年に大正天皇が現在の神前式の原型になる形の神前式を挙げたのが最初とされています。
神社に祀られている神に向かい、結婚を誓うという形になりますが、
日本では七五三など割と神社の神様との接点がありますよね。
また、神前式では家族と家族の結びつきも大切にしているため、挙式後半では両家による親族固めの杯(しんぞくかためのさかずき)という儀式もおこなわれます。
赤坂氷川神社内について
お写真も交えて、結婚式で使用するお部屋など赤坂氷川神社境内の様子もご紹介したいと思います。
境内、参道
何度も言いますが。笑
自然がありとても素敵な場所です。
前半でも触れましたが、樹齢400年、天然記念物のイチョウの木がなんとも圧巻です。
他にも過去に奉納された灯篭や狛犬などがいたるところにあります。
社殿の様子
最大40名の列席が可能なようです。
写真ですと明るめに撮影しておりますが、実は肉眼ですと割と暗いです。
ただとても趣があり、厳格さがより一層伝わると思います。
ただ当たり前ですが、冷暖房があるわけではないので、どこの神社でも結婚式の際はそうですが、真夏や真冬、特に和装を着ているので真夏は覚悟が必要です。
昭和4年に天井には花鳥図、壁間には鳳凰が描かれたそうです。それらにより社殿の内部は豪華な印象も感じられますよね。また、昭和51年に東京都指定有形文化財に指定されています。
お支度部屋
社殿横に大きな社務所があり、その中に着付け室があります。
新郎新婦はそこでお支度をすることが可能になっております。
お支度中は初めてしっかり着る和装の重さにびっくりされる方も多いと思います。笑
親族控室
親族控室ももちろん用意されています。
新郎家、新婦家とそれぞれお部屋があります。
赤坂氷川神社結婚式当日の進行
さて、それでは実際の結婚式の進行に沿って、お写真のご紹介をしたいと思います。
新郎新婦お支度
ホテルなどで支度をされて挙式のみを赤坂氷川神社で行う場合は別ですが、お支度は、社務所内の着付け室で行います。
ウェディングドレスでもそうですが、新郎は支度時間が短いので、待ち時間が多くなりそわそわしています。笑
親族紹介
親族紹介をするかどうかを選べるのだと思いますが、親族紹介をする際は親族のみで行われていました。
同時進行で、新郎新婦はリハーサルを行っております。
この時はとても和やかな親族紹介でした。
新郎新婦のリハーサル
小さなお部屋でリハーサルを行います。
緊張しますよね。。。しかも神前式には作法が多くあります。
基本的には、どのように行うか忘れてしまっても、挙式中すぐ隣で斎主さんなどがサポートしてくれますので、そこまで不安になる必要もありませんが、慌てないためにも事前に予習しておいた方が良いかもしれません。
カメラマンに事前説明がある親切な神社さん
カメラマンには事前に挙式中の動ける範囲などのレクチャーがあります。
とても丁寧に教えてくださり、助かります。
くれぐれも、カメラを重要文化財にぶつけないようにしないといけません。(重要文化財でなくてもぶつけないようにしないといけません)
挙式
いよいよ、挙式のはじまりです。
親族のみなさまは一足先に社殿の中へ、新郎新婦のおふたりは参進の準備に向かいます。
参進(さんしん)
雨が降らなければ、参道を通って外から参進を行います。
赤坂氷川神社では、新郎新婦おふたりのみが斎主や巫女に先導され進みます。
お式が始まって撮影してはいけない部分が実はあります。
みなさんが社殿に入り、いよいよ儀式が始まります。
緊張感がありますよね。。
その後、修祓の儀(しゅばつのぎ)、祝詞奏上の儀 (のりとそうじょうのぎ)と続きますが、修祓はいわゆる「お清めのおはらい」祝詞奏上は「神様への新郎新婦が夫婦になるということを伝え、今後仲睦まじく暮らせるよう祈願する」ことをおこないます。
実はこの間はカメラマンはシャッターを押すことは禁止されています。
赤坂氷川神社以外の神社でも、経験上はほぼ全ての神社でこのシーンの撮影は禁止となっています。
ですのでこの際は、一緒にお祓いを受けております。
三献の儀(さんこんのぎ)
三三九度(さんさんくど)ともいいますが、三つの杯で新郎新婦のおふたりが交互にお神酒を3口で飲みます。
一口目、二口目は軽く口につける程度、三口目で飲み干すという作法です。
ただし、お酒が弱い人は、無理して飲む必要はないとのこと。
室町時代に確立された作法だそうです。
御櫛預けの儀(みくしあずけのぎ)
この儀式を見たことあるのは、赤坂氷川神社だけです。
下記赤坂氷川神社HPより引用
女性の分身ともいわれる櫛(くし)をご新婦からご新郎へ預けることでお二人一体となり、新しい生活を二人三脚で営む誓いを立てる、当神社ご祭神の神話に基づいた独自の儀式です。
誓詞奉読
神様にむけ、新郎新婦ふたりが誓います。
この時点で新郎新婦は前へ移動します。
大きな声で、誓いの言葉を読み上げる瞬間は、ハッとします。
新郎新婦玉串奉奠(しんろうしんぷたまぐしほうてん)
玉串を奉り、神様のご神徳を授かるとのことです。
二礼二拍手一礼など、ここも作法があり、ふたりの息が合わずクスッとしてしまうことも。。笑
指輪の交換
ご存知指輪の交換です。指輪の交換はされない方もいらっしゃいますが、
指輪を交換し、永遠の契りを約束するという意味になります。
媒酌人玉串奉奠(ばいしゃくにん、たまぐしほうてん)
両家の代表(お父さまなど)が前に進み、新郎新婦と同じように玉串の拝礼をおこないます。
両家の代表の方が息を合わせる瞬間も、カメラマンとしてはシャッターチャンスですね!
親族結盃(しんぞくけっぱい)
親族固めの杯(しんぞくかためのさかずき)とも言われます。
参列される全ての親族にご新酒を配り、みんなで一斉に飲み干すことにより、両家で結婚式を祝福し、強く結ばれる為の儀式になります。
その後、斎主よりご挨拶があり、無事神前式が終了となります。
神前式後は写真撮影の時間があります。
挙式後は皆さま社殿の前にお越しいただき、写真撮影をおこなう時間が設けられています。
新郎新婦おふたりの2ショットや列席者全員での集合写真などもこのタイミングに撮影することが可能です。
ただし、雨などで外に出るのが難しい場合は社殿内か社務所にて写真撮影になるかと思います。(今の所すべてのお式で晴れていますね!すごい!)
また、イチョウの木のまわり、鳥居の周辺まで行って写真撮影できるタイミングもこのお時間になります。
だいたい15分くらいとされていますので、時間内で優先順位をつけて撮影の内容を決めた方が、結婚式当日はスムーズに運ぶかと思います。
まとめ
さて、赤坂氷川神社での歴史から、結婚式の進行を写真を交えご紹介させていただきました。
自然が豊富で、歴史がありとても素敵な神社です。
これから、こちらで結婚式を挙げられる方、現在検討をされている方に少しでも参考になればと思い、書いて見ましたが、いろいろと調べていると知らないことも正直たくさんありました。笑
今度、撮影に行くのが楽しみになりました。
赤坂氷川神社での写真撮影をご検討される際は、ぜひお問い合わせいただけたらと思います。
参考:赤坂氷川神社公式HP
https://www.akasakahikawa.or.jp
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